ツァスタバCZ-M100化計画


いつもお世話になっている「全日本BLK化計画」幹事キムさんのミクシィ日記、「銀ダンスチェッキン化計画」を見てたら、俺もすごくやってみたくなってきた。「銀ダンスチェッキン化計画」の日記を拝見させていただいてますが、とっても楽しそうです!!

なので、アイデアをパクッて、攻殻機動隊-GHOST IN THE SHELL http://www.production-ig.co.jp/contents/works_sp/0290_/index.html に出てくる、少佐の銃ツァスタバCZ-M100を作ってみる事にした。

銀ダン改造ブームとか来ないだろうかw

というわけで、がんばって作ってみた!!

銀ダン改造の動画をニコ動にうpしました。

キムさんもでしたが・・・やはり自分もトリガー折れました。
思った以上に溶剤をはじきます。その分かなり丈夫な素材なんですが・・・
動画では、トリガーに金属の芯は1本しか入ってないですが、この状態だと折れました。
金属の芯を2本にして、トリガー前後から挟み込むように芯を埋め込み直しました。しかし、これでも不安。今後また折れたら、やはりキムさんを参考にして、ビスで留めたほうがいいんじゃないかと思う。

塗装は、ツァスタバの元ネタになったCZ100みたいになるように、インディーパーカーシールで塗って、乾いたらごしごしして角っこテカテカにして仕上げようと思ったんですが・・・
ネタとしては、漫画で草薙少佐が言ったように「マットに仕上げ」たほうがいいかなと思ったので、つや消し黒で塗った。

最終的には、銀ダンの「箱」にまで手を出して、いじくりまわしたw

 

 

考察

モデルとなっている、チェコ共和国のCZ100
トリガーガードが大きいので、全体が小さく見えるけど・・・ヨーロッパの冬は寒いので、手袋をしたまま人差し指が入るように大きく設計してあるのかもしれない。
なので、銀ダングロックよりは少し大きい銃だと思う。

 

 

 

この絵を見てると・・・設定では身長168cmの少佐の手、太ももの大きさからして、わりと小型の拳銃に見える。
モデルになったCZ100くらいの大きさ設定なのかなぁ〜??

と思いきや、

この絵だと大きく見えるw 頭くらいの大きさか?それとも遠近法?

俺としては、少佐のレッグポウチからスルリと出てくるツァスタバがカッコイイと感じる。
下の絵より、上の絵くらいのほうがいいかな。

とはいえ、銀ダングロックを削りこんでいくと小さすぎだろうから、キムさんみたいに、スライドとトリガーは延長したいなと。
フレームも下方向に大きくしたい。
グリップの角度は大幅修正が必要。(というかグロックのグリップの角度が特徴的すぎw)

 

 

 

これが今回のモチーフなわけです↓↓

こんなふうになるように作ります。
 
 
 

作り方は、まず彫刻機で平行だしをします。その上からパテの盛り削りをします。細かいところではプラ版を使ったり、捨ててあったケミカルウッドを使ったりしました。

詳細については、動画を見てほしいです。だいたいこんな感じで作ってますよ~というのがわかるかと思います。

ビームライフル

ビームライフル


「ビームライフルの発火モデルガン マルシンのモーゼル改造 約1/10スケール」

今回は、エアガンではなく発火タイプのモデルガンの外装を作ることになりました。 というのは、実は全日本BLK化計画(こちら)というサイトの管理人様から、 モデルガンコンテストに参加しませんかとのメールが来まして、せっかくなので何か作って参加しようと思いました。

とはいっても、俺はモデルガンの世界は全然知らない。 なので、モデルガン化していないモデルガンが課題と言われても、どの銃がモデルガン化されていないとかが全くわからない。専門用語もわからない。 何処のパーツがどんな材料で出来ていると銃刀法に違反するかもわからない。わからないづくしでスタートしました!(ぉぃぉぃ)
それでも、俺には俺の芸風がある。

たぶん、既存のモデルガンにプラスティックを切り貼りして、まずモデルガン化されて無いだろうと思われる、『空想銃系』のものなら レギュレーション違反ではないだろう。
そう思って今回はビームライフルを作ります。連邦の白い悪魔が装備しているスタンダードなヤツです。
え、ビーム?
発火なのに?
とかいうツッコミはナシで(笑)。
中身に使ったのはモーゼルのABS製組み立てキットです。組み立てキットなので、簡単に組み立てやバラシができるし、 ABSなら会社にたくさん余ってる。接着も簡単。

中身はどこのショップでも売っているものなので、これを中身にすれば銃刀法も問題なさそうです。金属パーツを作らなきゃ大丈夫だと思います。

 

 


フレームの加工
まず、いったん組み立ててから作動チェックさせてバラす。
ビームライフルの後ろ部分のフレームは、板形状の加工品を貼り付けて形にしようと思うので、まずモーゼルのフレームの左右に板を貼って平行出し。
ビームライフルの後ろは箱形状なので、フレームの中心線から平行な面を作って、それに貼り合わせで箱形状にしていく。

 

 

 
その上にビームライフルの大きな後ろのフレームを、平行出ししたモーゼルのフレームに貼る。

グリップとフロントグリップは3次元形状をしていますが、左右で分割した対称形状を作って貼っているだけなので、 これもほとんど板形状な物。モーゼルのフレームをキッチリ並行にしてあるので、ただ貼るだけでキレイに作ることが出来ます。

 

 


ここからはフロント周りの加工です。
まずはバレル(アウターバレル?)。
3次元形状はほとんど板形状な物と書きましたが、左の写真を見てください。裏加工をしている写真ですが、板から作ってありますね。
自分は極力簡単な加工できれいにできる方法を考えます。板加工の得意な機械で作業しているので、 機械の仕様に合わせて板の材料から作るのが簡単なのです。
これをひっくり返して表加工をして、右の写真のようにピンで位置を出して貼りあわせれば、すごく綺麗な製品ができます。

 

 

  

左写真の、フレームとバレルの間の部分も板加工の貼りあわせです。

真ん中写真のサイトは、丸く加工したものと、四角く加工した板を貼り合せて作りました。 その中に、アクリルのサイトをネジで固定します。アクリルのサイトは後でクリアーイエローで塗装しようと思います。

右の写真の三又フラッシュハイダーはクセモノでした。機械の仕様で、こんな簡単な形がけっこう作りにくい。 何度もCAMデータを修正しながら様子を見て加工していったので、思ったより時間がかかった。 表面はきれいにできましたが、三つ切ってある溝の中がチョット汚くなってしまいました・・・。紙やすりできれいに修正。

 

 







パーツがほぼできてきたので組み立ててみます。
鉄のピンや凸凹形状ではめていけば、プラモデルのような感覚で簡単に組み立てれるように作ってあります。
ここまできて、バランス的にフォアグリップがチョット小さい感じがしてきましたが・・・ これから直すのは大変手間なので、このまま行きましょう。

 

 

最後に塗装なんですが、ビームライフルなので巨大感がでるよう、スケールモデルっぽく、 有る意味オモチャっぽく塗装してみます。
塗装は黒立ち上げとドライブラシです。エアガンでは多分珍しい塗装方法だと思いますが、 プラモデルの塗装ではよく使われる方法です。
やり方は、まず下地にサフェーサーをスプレー。その上に、ベースグレーMAXという黒立ち上げ専用の塗料を吹き付け (この塗料はエアブラシ専用で、エアブラシに最適な濃度で売っています)。全体が黒くなったら、中心から外側にかけて グラデーションがかかるように、ガンダムカラーのグレーを吹く。
外側の部分が黒く残って、立体感が出ます。
次に、ドライブラシでエッジにハイライトを入れつつ、こすれて傷がついたように表現します。
さらに立体感が出て、リアルな感じになります。
最後の仕上げに、ちょっとドライブラシやりすぎてるかなぁって部分に、もう一度グレーを吹いてととのえます。
サイトは透明アクリルで作ってあります。裏にシルバーを吹いて、表はクリアーイエローとクリアーオレンジで グラデーション塗装。クリアーイエローとクリアーオレンジにほんのチョットだけ蛍光イエロー、オレンジを それぞれ入れておくのがミソ。単なるクリアーよりも深い色になります。

 

 


完成!!
全体写真です。我ながら、いい感じに出来たと思います!

 

 

 

 

 


この作品は全日本BLK化計画というイベントに持っていくので、運搬用のケースも作成しました。
15ミリのベニヤ板の手作りです!!
作った後でわかったのですが・・・丈夫に出来たぶん重いっ!!!取っ手が付いていますが、これを持って東京まで運ぶのは大変そうです。あとで横にコロコロを付けて、 コロコロと引きずって運べるように改造しました。

ケースは、写真のように板を切ってネジで留めて、簡単に作ってあります。ベニヤ板の色のままだとかっこ悪いので、オイルステンを塗りました。乾燥中はスゴイくさかった!!!でも綺麗な色に染まったのでOKでしょう。