バレットライフルの作成
写真は改造の元となるM733です。
首周りがかなり強くて驚きです。部屋に置いてある高校の時に某先輩スナイパー様から売ってもらった177に比べると、その違いに東京マルイの技術の進化がはっきり見て取れます。
単に新しいから、古いからと言うのではなくて、最近の電動は製品の制度が上がったような気がするんです。パーツの形状を変えただけでは、最近の電動ガンのようにしっかりした作りはできないだろうな。
ザクマシンガンもこれを使えばよかった・・・・・・ってアレを作ったとき売ってたっけか?w
エアガンを分解する時は特に「無理な力を入れない」ことと「ゆっくり作業する」ことに気をつけています。自分はもともと力が強い方なので、グイッ、あ壊れた・・・って経験がよくあります(泣)。
左の写真のように、部品を袋に入れて分けておくと便利です。壊れたり無くしたりする心配が軽減します。
ってやってても壊しちゃうんだよなー。ちょうどチャンバーの部分を下にしてバレルを落としてしまいました。バレルって意外と重いんですね。落とした時スゴイ重そうな音がしました。チャンバーパッキンセット2500円也。チーン(合掌。
設計は本物と同じように上下分割で、六角形を割って中に機構があるようにしました。
分解方法は本物と少し違いますが、構造的に同じようにすることで自然にリアルに仕上がります。
作り方は板の両端に角度を付けて貼り合せです。貼り合せと言っても、T5(厚さ5ミリ)のABSにメチクロ(二塩化メチレン)で接着しているので強度は強いです。
そのかわり内倒れがひどかったです。内倒れというのは、接着材が乾く時に引っ張られて、形状が内側に倒れこむ現象のことです。六角形なので内角は120°ですが少し小さくなってしまい、補強用のリブを接着する時は大変でした。小さくなったせいでぜんぜん入らないので、強引に押し込んでメチクロが乾くまでクランプで固定しました。
おかげで少し硬くなってスムーズな分解ができなくなってしまいましたが、完成すればあまり分解はしないし、硬くなったことで強度が上がったと解釈すれば、まあこんなもんかな。
板に角度のついた溝を入れて六角形にするんですが、この時に使うバイト(刃物)は自分で作ります。
60°の溝を彫る片角30°のバイトと、30°の溝を彫る片角15°のバイトを用意して、あの独特の形の六角形になるように加工しています。
エアガン本体の前後に六角形の板をつけて、その板を本体内側の溝にはめて取り付けます。
後ろにコードをのばして、本体後ろ側にラージバッテリーと配線を収納します。
バイポッドの取り付け
まず本体の下パーツの中に段差をつけます(左上)
その段差にはべークで作った板をはめます。バイポッドが重いのでべークで作りました。
穴を開けてサラモミしてあり、サラネジが入ります。
組み付けると右上のようになります。
今できている部品を全部組むと下の写真になります。長さを比較したくて車の横で撮りました。(それと中古車購入記念)
長いですねー
トリガーが白いのはティッシュを詰め込んであるからです。マガジンがはまる所にも同様にティッシュが詰めてあります。
こうすれば切削粉まみれの社内に置いておいても、本体の中にゴミが入るのが防げます。
マガジンは箱組み工作で作りました。カドをぶつけてヘコまないように、外側はベークにして硬さを確保してあります。
裏に開いている穴からネジをはずすと、右の写真のように分解できる仕様になってます。
この穴はマルイのマガジン裏にある、外の金属ケースと中身を固定するネジ穴を利用できるようにしました。
中身はダブルカラムの80発ぐらい入るマガジンを使用してますが、ホントは190連か300連マガジンを入れたかったです。この弾数でサバゲをやってみたんですが、やっぱ少なすぎでした・・・。
またこのバレットのマズルブレーキて厄介な形してますなぁ。実際、作る時間より構想を練る時間の方がはるかに長かったです。
結局、形状的には板の切り貼りで作るしかないのですが、強度を出すためにいろんな材料で作りました。まずバレルをインナーとアウターの二重にして、内側をアルミにしました。アルミパイプに板をガッチリ接着剤で固定して、アウターの塩ビパイプにつっこんであります。
写真に写ってる黒い板はベークです。上にあるバイポッドの取り付け、マガジンの外側に使ったのは「紙ベーク」ですが、この黒いのは「布ベーク」です。紙よりもさらに強度があります。
たぶん、ぶつけても安心。
アルミパイプは横から見てガスが斜め後ろに出る穴を先に開ける。布ベークにそのアルミパイプとABSの縦板をはめる溝を作って上下からサンドイッチ。接着剤が乾いたら、横に飛び出たABS板を切り落とす。
塩ビのアウターバレルの縦溝は、適当に6等分の角度で入っています。パイプをバイス2個ではさんで加工しました。
ストックは肩に当たる部分がすべりにくくしたかったのでゴムにしました。
左の写真はホームセンターで買ってきた、ちょうどよさげなドアストッパー。ドアが閉まらないように、床とドアの間にはさむやつです。1個88円。安っ!
そのゴムの先端を切り取ったものを2個用意して、切り口を合わせて、ストックにはめました。
そして完成!!!
自分で作っててなんですが、やっぱバレットカッコイイよ!
デカイしゴツイ。意図して作ったわけでもないのにこの重量。
一回だけサバゲで使いましたが、もう部屋のインテリアにしておきたいと思ってます。
分解は2本のピンを外すだけでできるようになってます。その代わり、上パーツとくっついているスコープは、ちょっとしたはめ方の違いでいちいちズレます・・・(泣)
実銃との違いは、バレルをズボッと先に外してから、上下にパーツを外すところです。上のパーツと下のパーツにはバレルが通る所があって、その両方にバレルを通すことによって、上下に分かれないようになってます。
右の写真の四角い部品に突き出ているピンでバレルが抜けないようになってます。その四角い部品をピンで固定してあります。
後ろのピンは、普通に止めてあります。